「応用情報技術者試験に挑戦したいけど、合格までにどれくらいの勉強期間が必要なんだろう…」
「自分のITスキルレベルだと、何ヶ月くらいかかるか目安が知りたいな…」
そんな悩みを抱えていませんか?
応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしてのスキルを証明できる価値ある資格ですが、合格のためには相応の学習時間が求められます。
やみくもに勉強を始めても、ゴールが見えずに挫折してしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、応用情報技術者試験の合格に必要な勉強期間を、IT初学者と基本情報技術者試験の合格者それぞれのケースに分けて詳しく解説します。
さらに、具体的な学習スケジュール例や、勉強期間を短縮するためのコツまで、網羅的に紹介します。
この記事を読めば、あなたに最適な勉強期間の目安がわかり、自信を持って学習の第一歩を踏み出せるようになるでしょう。
応用情報技術者試験の合格に必要な勉強期間は3ヶ月から6ヶ月

結論から言うと、応用情報技術者試験の合格に必要な勉強期間の目安は3ヶ月から6ヶ月です。
合格に必要な総勉強時間は100時間から300時間
一般的に、応用情報技術者試験の合格には100時間から300時間の勉強が必要とされています。
この時間に幅があるのは、受験者のITに関する前提知識によって必要な学習量が大きく異なるためです。
例えば、IT初学者であれば基礎から学ぶ必要があるため300時間近くかかります。一方、基本情報技術者試験の合格者であれば100時間から200時間程度で合格レベルに到達できる可能性が高いです。
この総勉強時間を、1日あたりの学習時間で割ることで、具体的な期間をイメージできます。
| 1日の勉強時間 | 100時間の場合 | 300時間の場合 |
|---|---|---|
| 1時間 | 約3ヶ月 | 約9ヶ月 |
| 2時間 | 約1.5ヶ月 | 約4.5ヶ月 |
| 3時間 | 約1ヶ月 | 約3ヶ月 |
平日は2時間、休日は4時間のように、学習時間を柔軟に組み合わせることで、さらに期間を調整可能です。
例えば、平日に毎日2時間、土日に各5時間勉強すれば、1週間で20時間の学習時間を確保できます。
このペースで学習を進めると、200時間なら10週間(約2.5ヶ月)、300時間なら15週間(約3.5ヶ月)で目標を達成できる計算です。
以上のことから、多くの社会人や学生にとって、3ヶ月から6ヶ月という期間が、応用情報技術者試験の合格を目指す上で現実的な目標となるでしょう。
まずはご自身の状況と照らし合わせ、どれくらいの期間で合格を目指すのか、目標を設定することから始めましょう。
【前提知識別】応用情報技術者試験の勉強期間の目安

前述のとおり、応用情報技術者試験の勉強期間は、あなたの現在のITスキルによって大きく変わります。
ここでは、「IT初学者」と「基本情報技術者試験の合格者」の2つのケースに分けて、より具体的な勉強期間の目安を見ていきましょう。
IT初学者の場合: 約300時間(3ヶ月以上)
IT分野の学習経験がほとんどない、あるいは実務経験が浅いIT初学者の場合、合格までに約300時間、期間にして3ヶ月以上の学習が必要になるでしょう。
その理由は、応用情報技術者試験で問われる応用的な内容を理解するために、まずITの幅広い基礎知識を習得する必要があるからです。
応用情報技術者試験は、ITSS(ITスキル標準)でレベル3に位置付けられています。これは、レベル2の基本情報技術者試験で求められる知識を習得していることが前提のレベルです。
具体的には、以下のような基本情報技術者試験の午前試験で問われるレベルの知識を、ゼロから学ばなくてはなりません。
- コンピュータ科学の基礎
- ネットワーク技術
- データベース技術
- セキュリティの基礎
- システム開発の基礎
- マネジメント、ストラテジの基礎
これらの膨大な範囲をカバーするためには、どうしても多くの時間が必要になります。
したがって、IT初学者が応用情報技術者試験に挑戦する場合、焦らずじっくりと腰を据えることが大切です。3ヶ月から半年程度の長期的な計画で学習に取り組むことが、合格への着実な一歩となります。
未経験から応用情報技術者試験に挑戦する際の具体的な学習ロードマップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
基本情報技術者試験の合格者の場合: 約200時間(2ヶ月から3ヶ月程度)
一方、既に基本情報技術者試験に合格している方であれば、約200時間、期間にして2ヶ月から3ヶ月程度の勉強で合格を目指すことが可能です。
基本情報技術者試験の合格者は、ITの基礎知識が体系的に身についているためです。応用情報技術者試験で新たに追加される範囲や、より深い内容に絞って効率的に学習を進められます。
基礎を固める時間を大きく短縮できるのが、大きなアドバンテージです。
学習の中心は、以下の2点になります。
- 午前試験対策
- 基本情報で学んだ知識の復習と、応用情報で追加されるより高度なテクノロジ、マネジメント、ストラテジ分野の知識のインプット
- 午後試験対策
- 応用情報技術者試験における最大の壁である、記述式の午後問題への対策
特に、午後試験では長文を読んで要点を把握し、設問に対して的確な解答を記述する能力が求められます。過去問演習を通じて、この「読解力」と「記述力」を徹底的に鍛えることが、短期合格の鍵となります。
このように、基本情報技術者試験で得た知識をベースに、応用情報ならではの出題形式や追加範囲に集中して取り組むことで、短期間での合格が現実的な目標となります。
3ヶ月で合格するための具体的な勉強スケジュール例

ここでは、基本情報技術者試験の合格者が、約200時間の学習で3ヶ月後の合格を目指す場合の具体的な学習スケジュール例を紹介します。
IT初学者の方は、まずITの基礎知識の習得に1ヶ月から3ヶ月ほど充ててから、このスケジュールを参考にしてみてください。
【1ヶ月目】インプット学習: 応用知識の吸収と基礎の復習
最初の1ヶ月は、インプット学習に集中し、応用情報技術者試験の全体像を掴みます。
この期間の目標は、参考書や動画教材を1周し、基本情報で学んだ知識を思い出しつつ、応用情報で新たに追加された知識を吸収することです。
応用情報技術者試験は範囲が広いため、最初から完璧を目指すと挫折しがちです。まずは全体を浅くでも良いので網羅し、全体像を掴むことを意識しましょう。
学習のポイントは以下の通りです。
- 深入りしすぎない
- 追加分野を重点的に
- テクノロジ系の深掘り
学習を進める際は、細かい部分で立ち止まらず、7割程度の理解でテンポよく進めることを意識して深入りしすぎないようにしましょう。
基本情報ではあまり触れられなかった「システム監査」や「ITサービスマネジメント」、「ストラテジ」関連の分野は、特に意識して重点的に学習することが大切です。
また、ネットワークやデータベースなど、基本情報で学んだ分野も、より深いレベルで問われるため、差分を意識しながら知識を上塗りしていきましょう。
効率的に学習したい方は、以下の記事で紹介している参考書やUdemy講座の活用がおすすめです。
この1ヶ月で試験範囲の全体像を把握することで、次のアウトプット学習へスムーズに移行するための強固な土台を築くことができます。
【2ヶ月目】アウトプット学習(午前): 過去問で知識を盤石にする
2ヶ月目に入ったら、学習の軸をアウトプット、特に午前試験の過去問演習へと移します。
この期間の目標は、午前試験の過去問を繰り返し解き、安定して8割以上正解できるレベルに到達することです。
応用情報技術者試験の午前試験は、過去問からの流用が非常に多いという特徴があります。つまり、過去問を制する者が午前試験を制するのです。ここで得点源を確保できれば、精神的な余裕を持って午後の記述試験に臨むことができます。
過去問演習には、書籍での学習や「応用情報技術者試験ドットコム(過去問道場)」の活用がおすすめです。
まずは過去5年分の問題を3周することを目標にしましょう。
- 1周目実力試し
間違えた問題は解説をしっかり読む。
- 2周目知識の定着
なぜその選択肢が正解で、他が不正解なのかを意識する。
- 3周目最終確認
9割以上の正答率を目指す。
スキマ時間の活用も有効です。過去問道場はスマートフォンからでも学習できるため、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を最大限に活用しましょう。
どれくらいの期間の過去問を解けば良いかについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
午前試験は、努力が直接点数に結びつきやすいパートです。この2ヶ月目で徹底的に過去問をやり込み、確固たる自信をつけましょう。
【3ヶ月目】アウトプット学習(午後): 記述式問題の完全攻略
最後の1ヶ月は、応用情報技術者試験の最大の関門である、午後の記述式問題の対策に全力を注ぎます。
この期間の目標は、自分の得意な選択分野を決め、過去問演習を通じて「読解力」と「記述力」を合格レベルまで引き上げることです。
午後試験は、単なる知識の暗記だけでは合格できません。長文の問題から課題を正確に読み取り、設問の意図を汲み取る必要があります。さらに、簡潔かつ的確な日本語で解答を記述する、国語力に近いスキルが求められるからです。このスキルは、実際に手を動かして解答を作成する訓練を繰り返すことでしか身につきません。
午後試験対策の具体的なステップは以下の通りです。
- Step1選択分野を決める
まずは過去問に一通り目を通し、自分が得点しやすそうな分野を5つの中から2〜3分野に絞ります。(情報セキュリティは必須)
- Step2時間を計って解く
本番同様、1問あたり30分の時間配分を意識して問題を解きます。
- Step3徹底的な自己採点と分析:
解き終わったら、解答例や解説を読み込みます。
- なぜその解答になるのか?根拠は問題文のどこにあるか?
- 自分の解答に足りなかった要素は何か?
- 模範解答で使われているキーワードは何か?
- Step4模範解答の書き写し
特に記述式の解答は、模範解答をそのまま書き写す(写経する)のが効果的です。「合格できる解答」の型や、使うべき専門用語の感覚を身体で覚えることができます。
この1ヶ月の地道な訓練が、合否を直接分けます。最初はうまく書けなくても、粘り強く過去問演習を繰り返すことで、必ず合格レベルの答案を作成する力が身につきます。
応用情報技術者試験の勉強法については、以下の記事もぜひ参考にしてください。
応用情報技術者試験の勉強期間を短縮するための3つのコツ

目標期間内に合格するためには、学習の「質」と「効率」を高める工夫が欠かせません。
ここでは、勉強期間を短縮し、最短で合格を掴むための3つのコツを紹介します。
- スキマ時間を徹底的に活用する
- 計画を立てて学習を進める
- 通信講座を活用して効率を最大化する
スキマ時間を徹底的に活用する
忙しい社会人や学生にとって、まとまった勉強時間を確保するのは簡単ではありません。そこで重要になるのが「スキマ時間」の活用です。
通勤中の電車内、昼休み、寝る前の15分といった日常生活に潜む細切れの時間を、学習に充てる習慣をつけましょう。
1回あたりの時間は短くても、毎日続ければ膨大な学習時間になります。「塵も積もれば山となる」を地で行く戦略です。また、短時間集中することで、記憶の定着率が高まる効果も期待できます。
スキマ時間には、以下のような手軽にできる学習がおすすめです。
- 「過去問道場」などのアプリで1問でも多く解く。
- 苦手な専門用語や英略語を登録し、繰り返し復習する。
- 1本10分程度の短い動画で、特定の技術や概念をピンポイントで学習する。
スキマ時間の活用は、学習を生活の一部として溶け込ませ、無理なく勉強を継続するための最も効果的な方法の1つです。
計画を立てて学習を進める
行き当たりばったりの学習は、非効率であるだけでなく、モチベーションの低下や挫折の原因にもなります。
「いつまでに、何を、どれくらいやるのか」という具体的な学習計画を立て、進捗を管理しながら学習を進めることが期間内で合格するための重要なカギです。
計画を立てることで、ゴールから逆算して今やるべきことが明確になります。その結果、日々の学習に迷いがなくなり、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。また、計画と実績の差を定期的に確認すれば、学習方法の軌道修正も可能です。
以下のように、長期・中期・短期の計画を立ててみましょう。
- 短期計画「今日やること」を具体的に決める
例: 通勤中に過去問30問、夜に参考書を20ページ
- 中期計画その週にやるべきタスクをリストアップする
例: 参考書の〇〇章を読む、過去問を2年分やる
- 長期計画試験日をゴールとし、各月で達成すべき大きな目標を設定する
例: 1ヶ月目はインプット完了、2ヶ月目は午前過去問マスター、3ヶ月目は午後対策
計画的な学習は、広大な試験範囲という大海原を航海するための「羅針盤」です。最初に少し時間をかけてでも、自分だけの航海図を作成しましょう。
通信講座を活用して効率を最大化する
独学での学習に限界を感じたり、より短い期間で合格を目指したい場合には、通信講座の活用が非常に有効な選択肢となります。
通信講座を利用することで、学習の効率を飛躍的に高め、結果として勉強期間を短縮できる可能性があります。
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まとめ: 自分に合った勉強期間を把握し、計画的に合格を目指そう
本記事では、応用情報技術者試験の合格に必要な勉強期間や、学習を効率的に進めるための具体的な方法について解説しました。
- 勉強時間の目安は、初学者は約300時間、基本情報合格者は約100時間から200時間程度
- 3ヶ月で合格を目指す場合は、1ヶ月目はインプット、2ヶ月目は午前過去問、3ヶ月目は午後記述対策
- スキマ時間活用や通信講座を利用することで時間短縮
応用情報技術者試験は簡単な試験ではありませんが、自分のレベルに合った計画を立て、正しい方法で学習を継続すれば、必ず合格できる資格です。
この記事が、あなたの挑戦の第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。





