【2025年最新】コスパ最強のIT資格7選

「IT資格を取りたいけど、時間もお金も限られている…」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。特に学生や若手エンジニアにとって、資格取得はスキル証明や転職の武器になる一方、コスト面や学習時間の確保が大きな課題です。

本記事では、コスパの良さ(費用対効果)を重視して選んだIT資格を幅広く紹介します。

さらに、効率的な学習方法やおすすめの学習リソースもあわせて解説します。
自分のレベルやキャリアに合った資格を見つけることで、最小のコストで最大の成果を狙いましょう！

IT資格の「コスパ」とは？選ぶポイントを解説

コスパの定義とは？

コスパの良いIT資格とは、「少ない投資で大きな見返りが得られる資格」です。

資格取得には受験料・教材費・学習時間などがかかります。そのため「取得しやすく、現場や転職市場で評価されやすい資格」がコスパの良い資格とされます。

たとえば、国家試験である「ITパスポート」は受験料が7,500円程度と安価で、学習ハードルも低いため、初心者でもチャレンジしやすい点でコスパが高いです。

また、費用だけでなく「実務で活かせるかどうか」「企業が重視する資格か」もコスパ評価の重要な指標です。

コスパを重視するべき3つの理由

IT業界においてコスパを重視することは、キャリア形成において非常に重要です。コスパを重視すべき理由には以下の3つがあります。

まず第一に、コスパの高い資格取得は転職や昇進に直結しやすいという利点があります。書類選考の通過率が向上し、年収交渉の際にも有利な材料となります。

また、費用対効果を意識した学習計画は、勉強のモチベーション維持にも効果的です。

さらに、IT業界では実務経験と知識の組み合わせが評価されるため、実務経験が浅くても適切な資格があれば知識の裏付けになります。

例えば、クラウド関連の資格は比較的短期間で取得でき、市場価値も高いため、AWS認定資格などに集中投資することで、転職市場での競争力が格段に向上します。

また、学習リソースを効率的に活用することで、無駄な時間とコストを削減しながら、確実にスキルアップできます。

実務経験が1年未満のエンジニアでも、適切な資格を持っていることで技術的な信頼性が担保され、プロジェクトへの参画機会が増加します。

したがって、限られた時間と予算の中で最大の成果を得るためには、コスパを重視した戦略的なスキルアップが不可欠です。効率的な投資がキャリアの飛躍につながることを忘れないでください。

資格取得で得られるメリット一覧

資格取得は、現代のビジネスパーソンにとって多方面にわたって大きなメリットをもたらします。

資格取得により得られる主なメリットを5つ紹介します。

まず、知識の体系的な習得により、断片的だった知識が整理され理解が深まります。また、学習を通じてキャリアの方向性が明確になり、将来の目標設定がしやすくなります。

さらに、転職活動時には具体的なスキルの証明としてアピール材料となり、書類選考や面接で有利に働くことも。
加えて、社内評価においても昇進の加点要素として認められることが多く、昇格や昇給の機会につながることも珍しくないです。

最後に、副業やフリーランス活動における信頼性向上により、クライアントからの信用獲得が容易になります。

例えば、ITエンジニアがクラウド関連資格を取得すると、技術知識が体系化されるだけでなく、転職市場では年収アップの材料となります。社内でも新規プロジェクトへの参画機会が増え、フリーランスとして独立する際も資格が技術力の証明となり、クライアントからの信頼を獲得できます。

このように資格取得は、学習効果から実務での活用まで、キャリア全体にわたって継続的な価値を提供する投資といえるでしょう。

コスパ最強！おすすめIT資格7選

ここでは、「少ないコストで高いリターンが期待できる」という観点から、おすすめのIT資格を7つご紹介します。

ITパスポート

ITパスポートは、IT業界未経験者や学生にとって最も手軽に取得できる国家資格です。

受験料は7,500円と安価で、範囲も基礎的なIT知識に限定されているため、文系出身者でも対策しやすいのが特徴です。

私が新卒でSIerに入社する前に取得した資格で、就職活動時の自己PR材料として活用しました。履歴書に書ける国家資格であり、実際に人事から好印象を受けた経験があります。

初学者が最初に目指すべき資格として、費用対効果に非常に優れた資格です。

基本情報技術者試験 (FE)

基本情報技術者は、ITエンジニアの登竜門的な資格で、コスパの面でも非常に優れています。

受験料は7,500円で、合格すれば多くの企業で評価されるため、投資対効果が高いです。ITパスポートと違ってプログラミングやアルゴリズムの知識も問われるため、より実務に近い内容を学べます。

私自身もこの資格を取得したことで、業務での技術理解がスムーズになり、社内評価の向上につながりました。

将来的に応用情報技術者試験などの上位資格を目指す土台にもなる、万能な資格です。

応用情報技術者試験 (AP)

応用情報技術者試験は、ITパスポートや基本情報技術者試験の上位資格に位置する情報処理技術者試験の1つです。ITエンジニアやシステム管理者にとって重要な資格で、より高度なIT知識と実務能力が求められます。

受験料は7,500円で、有効期限などもないため一度取得すると、生涯にわたって資格の価値を享受できる非常にコストパフォーマンスの高い投資といえます。

試験では、システム開発の上流工程からプロジェクト管理、情報セキュリティまで幅広い分野が出題され、実際の業務で直面する課題解決能力が問われます。

合格することで、技術者としての専門性だけでなく、システム企画や要件定義といったマネジメント寄りのスキルも証明できるため、キャリアアップの選択肢を大きく広げられるでしょう。

いくつかの企業では応用情報技術者試験の合格者に対して資格手当の支給や昇進要件として評価されることも。また、転職活動においても技術力の客観的な証明として高く評価される傾向にあります。

AWS認定クラウドプラクティショナー (CLF)

クラウドエンジニアを目指す人にとって、AWS認定クラウドプラクティショナーは最適な入門資格です。

受験料は15,000円とやや高めですが、今後のクラウド需要拡大を考えれば十分回収可能です。クラウドの基本概念、セキュリティ、料金モデルなどを体系的に学べます。

私はこの資格を取得した後、AWS-SAAやAWS-DVAなどの上位資格へのステップアップがスムーズになりました。Udemyのセール時を活用して良質な講座・問題集を購入できたのもポイントです。

これからクラウド領域に進みたい人にとって、費用・内容ともにバランスの良い資格です。

AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト (SAA)

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトは、Amazon Web Services（AWS）が提供するクラウド技術者向けの代表的な認定資格です。クラウドアーキテクチャの設計と構築に関する知識とスキルを証明する資格として、IT業界で高い評価を受けています。

受験料は150ドル（約2万円）で、資格の有効期限は3年間となっており、継続的な学習とスキルアップが求められます。試験では、AWSサービスを活用したスケーラブルで可用性の高いシステム設計、コスト最適化、セキュリティベストプラクティスなど、実際のクラウドプロジェクトで必要となる実践的な知識が問われます。

この資格を取得することで、クラウドエンジニアやソリューションアーキテクトとしての専門性が証明され、転職市場では特に高く評価されます。多くの企業がクラウド移行を進める中、AWS認定資格保有者の需要は急速に高まっており、年収アップや昇進の大きな武器となることが期待できます。

LPIC-1

インフラ系やサーバーサイド開発に興味があるなら、LPIC-1は非常に実用的な資格です。

Linuxの基本操作からユーザー管理、ネットワーク設定までカバーしており、実務に直結します。
受験料はやや高め(1科目16,500円 × 2科目)ですが、一度取得すれば広範な分野で活かせます。

私は新卒エンジニアの時にLPIC-1を取得しました。Linuxのコマンドを体系的に学ぶことができたので、様々な場面で活かすことができています。

LPIC-1で学ぶことはエンジニアとしての土台となるため、「基礎がしっかりしている」と評価され、チームメンバーや上司からの信頼を得ることができるでしょう。

実務志向の人にとって、費用以上の価値がある資格です。

G検定

G検定は、AI・機械学習の基礎知識を身につけられる資格で、文系・非エンジニアでも取得可能です。

受験料は13,200円(学生割あり)で、内容はAI技術の基礎、法律・倫理、ビジネス活用まで網羅。エンジニアだけでなく、マネジメント層や企画職にも支持されています。

業務でAI関連のプロジェクトに関わる前に取得することで、関係者とのコミュニケーションが格段にスムーズになります。

AI時代の教養として、広い層におすすめできる資格です。

【番外編】TOEIC（600点以上）｜IT×英語スキルの証明

ITエンジニアとして働くには英語は欠かせません。特にグローバルIT企業や外資系を目指すなら、TOEICのスコアは即戦力の証明になります。

試験料は7,810円と比較的安価で、ITと英語の掛け合わせは市場価値が高いです。英文マニュアルの読解や、外資案件でのやり取りで力を発揮します。

また、ITの分野は次々に新しい技術が生まれるため最新の情報を得るためには英語のドキュメントを読む必要があります。そのため、TOEICで英語力を証明できることは、技術的な成長スピードを加速させる重要な要素です。

転職市場においても、TOEIC800点以上を条件とする求人は年収水準が高く設定されていることが多く、技術力に英語力が加わることで希少価値の高い人材として評価されます。

私はTOEICの点数を350点から835点に伸ばした経験がありますが、英語力が伸びるにつれてエンジニアとしての力も格段に上がったと感じています。

英語力を鍛えておくことは、ITスキルと並行して「長期的に効く投資」と言えます。

資格を取得するなら順序が大事！おすすめのステップアップ例

IT資格は、「どの順番で取得するか」が非常に重要です。効率よくステップアップすることで、学習時間の短縮やキャリアアップのスピードアップにもつながります。

ここでは、初心者やWeb系企業を目指す駆け出しエンジニア向けに、目的別のおすすめ取得順序を紹介します。

初心者向け

完全にIT未経験の方はまず、国家資格の中でも学習ハードルが低い「ITパスポート」から始めてみることをおすすめします。

ITの全体像をつかむのに最適で、業務での会話理解にも役立ちます。

上記の例のように基礎的な資格から順に積み上げることで、無理なく着実に成長できるでしょう。

Web系エンジニア志望

Web系エンジニアを目指すなら、コンピューターサイエンスの基礎知識はもちろんですが、AWSなどのクラウドに関する知識も欠かせません。

また、Web系の会社は資格ではなく経験を重視する傾向にあるため、資格勉強以外にも個人開発やポートフォリオ作成などを通してGitやDockerなどのモダンな技術に触れておくことがおすすめです。

将来のキャリアアップを考えるなら

今後マネジメントやフリーランス、副業など幅広いキャリアを視野に入れるなら、英語力やAIリテラシーも武器になります。

IT技術の進化に対応できる知識を身につけておくことで、長期的なキャリア戦略が立てやすくなります。

👉 IT資格ロードマップ｜キャリアアップに役立つ資格取得の順序とコツ
資格取得の全体像や、レベル別の学習戦略を詳しく解説しています！

資格学習を効率的＆低コストで進める方法

IT資格の勉強は、やり方を間違えると時間もお金も無駄にしてしまいます。
しかし、正しいリソースと学習戦略を選べば、コスパ良く・短期間で合格することは十分可能です。

この章では、実際に私も活用して効果が高かった、無料の学習方法や有料講座の選び方・使い分けを紹介します。

無料の学習リソース

無料の教材を活用し、基礎力を養うのが最もコスパの良い方法です。

基本的な知識は、公式情報や良質な無料サイトから十分に学べます。

主な無料リソース

主な無料の学習リソースとして以下があります。

例えば、基本情報技術者試験などIPAが運営している資格については、IPAの公式サイトに多くの情報が公開されています。出題範囲やシラバス、過去問までも公開されているため活用しない手はありません。

また、受験者が多く人気の資格では、スマホでも手軽に解ける問題演習ツールやアプリが存在する可能性が高いです。基本情報技術者試験などの情報処理試験は過去問道場という問題演習ツールがとても人気です。IPAの情報処理技術者試験を受ける人は是非活用しましょう。

YouTubeでは多くの資格系の動画が存在します。動画での学習のメリットとして、解説がわかりやすくイメージしやすい点があります。書籍での学習や過去問演習のみでなく動画での学習も組み合わせることで効率よく視覚勉強をすることができます。

ここで紹介した無料で得られる情報を徹底的に活用すれば、費用をかけずに基礎を固められるでしょう。

おすすめのオンライン学習プラットフォーム

体系的に学びたい、短期間で合格したいなら、有料のオンライン講座を活用しましょう。

プロ講師による解説や模試・問題集がセットになっており、独学よりも学習効率が上がります。

Udemy

Udemyは、IT系を中心に数多くの専門講座がそろう動画学習プラットフォームです。
資格試験に特化した講座以外にも、特定の技術に特化した講座など多数の優良な講座があります。

また、Udemyの大きな魅力はセール時の価格の安さにあります。1,000円台から受講できる講座もあり、まずは気軽に始めたい方にぴったりです。

Studying（スタディング）

スタディングは、国家資格やIT系資格の合格実績が豊富なオンラインスクールです。
様々な試験の専用コースがあり、試験内容の体系的な学習教材や試験の攻略法まで幅広く学べるのが特長です。

スマホやPCからスキマ時間に学習できるため、忙しい社会人にも適しています。

さらに、進捗管理や過去問演習機能も備わっており、独学では難しい「学習の見える化」が可能です。

独学と講座の使い分け方

全てを講座に頼る必要はありません。内容や自分のレベルに応じて、独学と講座をうまく使い分けるのがコスパの秘訣です。

初心者がいきなり参考書だけで勉強すると挫折しやすく、逆に基礎がある人が有料講座に頼るのは非効率だからです。

独学とオンライン講座の使い分けの特徴を理解して、自分に合った方法で学習を進めることが合格の近道です。

状況・目的	独学	オンライン講座
IT未経験／初学者	× 理解が難しい	◎ 講義で理解しやすい
基礎知識がある／再受験	◎ 過去問中心でOK	△ 補足用に活用
忙しくて時間が取れない	△ 集中が必要	◎ スキマ時間でも進めやすい
最短合格を目指したい	△ 効率が悪くなる	◎ 時短で高スコアが狙える

まとめ｜コスパの良いIT資格取得で賢くキャリアアップしよう

この記事では、「コスパの良いIT資格」をテーマに、選び方・取得順・学習法まで解説してきました。

IT資格は、単なる紙の実績ではなく、知識と実力を証明する強力な武器です。
早く取り組めば、それだけ早くチャンスも広がります。