「ITパスポート、受かる気がしない」
そんな風に感じている方は、あなただけではありません。
実際、多くの受験者が「範囲が広い」「用語が難しい」と感じ、途中で挫折してしまうことも珍しくありません。
でも、安心してください。
ITパスポートは、正しい勉強法と戦略を知れば、誰でも十分に合格可能な資格です。
この記事では、「受かる気がしない」と悩んでいるあなたに向けて以下を解説します。
- なぜ難しく感じるのか
- ITパスポートに受かるために最初にすること
- オンライン講座を活用した効率的な学び方
読み終える頃には、「これなら自分でもいけるかも」と思えるはずです。
ぜひ最後まで読んで、合格への一歩を踏み出しましょう!
ITパスポートとは?

ITパスポートはどんな資格?|試験概要と合格率
ITパスポート(略称:iパス)は、経済産業省が認定する国家資格で、ITに関する基礎的な知識を問う試験です。
ITエンジニアだけでなく、事務職や営業職など、ITを活用するすべての社会人に推奨される入門資格として位置づけられています。
項目 | 内容 |
---|---|
試験方式 | CBT (PCを使った試験) |
出題数 | 100問 |
出題形式 | 四肢択一 |
試験時間 | 120分 |
合格基準 | 総合スコア600点以上(1000点満点中) ※各分野ごとに30%以上の得点も必要 |
ITパスポートの合格率は50%前後で他の情報処理試験と比較すると、やや高めの水準です。
学生や非IT系の受験者も多い1ことから、正しく対策すれば十分に合格可能なレベルの試験といえます。
ITパスポートが難しく感じる原因とその対処法

「なぜこんなに難しく感じるのか?」その疑問には、明確な理由があります。
ここでは、多くの受験者がつまずく3つの原因と、それぞれの具体的な解決策を解説します。
- 専門用語に苦手意識がある
- 試験範囲が広すぎて手がつかない
- 問題演習が足りていない
原因①:専門用語に苦手意識がある
IT用語に苦手意識を持つと、理解が進まず勉強が止まります。
ITパスポートでは、「アジャイル」「ERP」「スループット」「SaaS」など、普段の生活で触れない専門用語が多数出題されます。これにより、「言葉の意味がわからない=問題文が読めない」状態に陥ることがあります。
このように意味が分からないまま暗記しようとすると、定着しづらく苦手意識が強まります。
対処法として以下のポイントを意識して学習を進めましょう。
- 図解つきの教材を使ってイメージで覚える
- 用語について丁寧に解説している動画講座などを活用する
- 知らない用語をメモ帳に書き出して調べて覚えるサイクルを作る
苦手なIT用語は、ビジュアルでのイメージと反復学習で克服できます。
原因②:試験範囲が広すぎて手がつかない
ITパスポートは出題範囲が広く、全体像をつかまないと迷子になりがちです。
ITパスポートはテクノロジー、マネジメント、ストラテジの3領域にまたがっており、それぞれに膨大な用語や概念が存在します。「どこまで勉強すれば良いのかわからない」となり、手が止まってしまうのです。
- 過去問を分析し、出題頻度の高い項目から優先的に勉強する
- 「出ない部分は捨てる」勇気を持つ
まずは全体像を理解して、出題傾向の高いポイントに集中しましょう。
原因③:問題演習が足りていない
問題を解く量が少ないと、本番での対応力が身につきません。
ITパスポートは知識の暗記だけでなく、問題を見て瞬時に内容を理解し、選択肢を比較する力が求められます。
インプットばかりでアウトプットの練習が足りないと、得点に直結しません。
- 過去問道場やアプリで毎日10問ずつ演習する習慣をつける
- 学んだ用語はすぐに問題で確認して、「使える知識」にする
- 模擬試験を繰り返して本番形式に慣れる
学んだ内容は、毎日少しずつでも問題演習して定着させましょう。
ITパスポートに受かるために最初にすべきこと

「とりあえず問題集を買って解く」…これでは高確率で挫折します。
ITパスポートに合格するには、まず正しいスタートの切り方を知ることが重要です。
ここでは、受験前にやっておくべき「最初の3ステップ」を紹介します。
- 合格ラインを正しく把握する
- 自分のIT知識レベルをチェックする
- スケジュールを立てる
合格ラインを正しく把握する
まず押さえておくべきなのは、合格基準の仕組みです。
ITパスポートは「正答率60%で合格」と言われがちですが、正しくは次の通りです。
- 総合評価点:600点以上(1000点満点)
- 分野別評価点(ストラテジ/マネジメント/テクノロジ):各分野で30%以上
つまり、「全体で正答率60%」だけでなく、3分野すべてでバランスよく得点することが求められます。
この構造を知らずに特定の分野だけ勉強する人は多いですが、それでは合格できません。
自分のIT知識レベルをチェックする
勉強を始める前に、自分の現在地を知ることが成功への近道となります。おすすめなのは、まず過去問または模擬試験を1回解いてみることです。
その結果を見れば次のことが明確になり、勉強の計画が立てやすくなります。
- どの分野が得意か・苦手か
- 理解すべきキーワードの傾向
- 合格までの距離感
いきなり完璧に解けなくてもOK。まずは「今の自分に何が足りないか」を知ることが大切です。
スケジュールを立てる
ITパスポートの勉強時間の目安は約50〜100時間と言われています。
社会人や学生でも、1日30分〜1時間を継続すれば1〜2ヶ月で合格は可能です。
ただし、独学の場合、以下のような落とし穴があります。
- 苦手分野を後回しにしがち
- いつまでに終わらせるか目標を決めていない
- 気分で学習内容を変える
これを避けるために、あらかじめ週ごとの学習スケジュールを立てることが重要です。
- 1週目ストラテジ系の基礎学習
- 2週目マネジメント系の基礎学習
- 3週目テクノロジ系の基礎学習
- 4週目以降過去問演習
効率的に学ぶならオンライン講座がおすすめ

独学での挫折が怖い…
そんな方におすすめなのがオンライン講座です。
特に「初学者がつまずくポイントを丁寧に解説してくれる」「動画なのでスキマ時間でも学べる」という点で、市販の参考書よりも効果的です。
Udemyの特徴とおすすめ講座
Udemyはコスパ最強の動画学習プラットフォームです。
一度コースを購入すれば、何度でも繰り返し学習することができます。また、定期的にセールを実施しており、セール時は定価の90%オフで買えることも少なくないです。
スマホアプリもあるため、通勤中や隙間時間を活用した効率的な学習が可能となります。
- 買い切り型で受講期限なし
- セールで90%オフになることも
- スマホ・PCで視聴OK、倍速再生も可能
もちろん、ITパスポートの対策講座もあり、以下の講座がおすすめです。

Udemyなら、自分のペースで反復学習ができるため、「難しくて無理…」を「意外とわかるかも」に変えられます。
ITパスポート合格後のキャリア|次に目指すべき資格とは?

ITパスポートに合格したあなたは、すでにITキャリアの土台を手にしています。
次に「どんな資格を取ればいいのか?」という疑問に答えます。
実は、ITパスポートの次にどんな資格を取るかで、将来のキャリアや年収の伸び方が大きく変わってきます。
ここでは選択肢の1つとしていくつかの資格を紹介します。
基本情報技術者試験(FE)
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門と言われている試験で、幅広いIT知識やプログラミングの基礎を体系的に学ぶことができます。
ITパスポートの上位資格に位置付けれらるため、次のステップとして最適です。
筆者自身も、ITパスポートを取得した次に基本情報技術者試験を取得しました。
- ITパスポートの上位に位置づけられる国家資格
- プログラミング、アルゴリズム、ネットワークなど実践的な知識が問われる
- 特にエンジニア志望者は必須レベル
AWS認定資格(CLF、SAA、DVAなど)
エンジニアとしてキャリアアップしたいなら、AWSなどのクラウド技術の理解は欠かせません。
AWS認定資格を取得することで、クラウド技術やAWSのサービスについて体系的に知識をつけることが可能です。
- クラウド時代に強いエンジニアを目指すならマスト
- 初心者向けには「AWS CLF(クラウドプラクティショナー)」がおすすめ
- AWSに関する基礎知識や料金体系、セキュリティを学べる
LPIC-1
LPICは、Linux技術者向けの国際的な認定資格です。LPIC-1はその中でもエントリーレベルの試験となります。
Linuxに関する基礎知識はITエンジニアとして働く上で必須です。そのためLPIC-1だけでも取得しておくことをおすすめします。
- Linuxの基礎を体系的に学べる
- 基礎的なLinuxコマンドを学べる
- インフラエンジニアに問わず、全エンジニアにおすすめの資格
キャリアアップにどうつながるか?
資格取得はスキルの証明だけでなく、選ばれるエンジニアになるための手段です。
- 社内での昇進・昇格の条件になっている企業も多い
- 転職市場での評価が高まり、選考通過率が上がる
- スキルの棚卸しができ、自己成長を感じやすい
筆者自身も、ITパスポート → 基本情報 → 応用情報 → LPIC-1と取得を進める中で、「できることが増えた」と実感しています。
次の資格選びで迷った方は、以下の記事も参考にしてください。
ITパスポート合格はゴールではなく、キャリアの第一歩です。次の資格を計画的に選び、理想の働き方に近づいていきましょう。
まとめ|「受かる気がしない」を「合格できた」に変えるには?
ITパスポートは、正しい方法で学べば誰でも合格を狙える資格です。
「用語が難しい」「勉強が続かない」「何から手をつけていいか分からない」
そんな不安や迷いを感じていた方も、ここまで読んでいただけたなら、もうすでに合格への一歩を踏み出しています。
- ITパスポートが難しく感じる理由は「IT未経験」や「試験範囲の広さ」によるもの
- 必要なのは正しい戦略と継続力
- スケジュール管理と過去問演習が合格のカギ
- Udemyなどのオンライン講座は初心者に特におすすめ
- 合格後は基本情報技術者・AWS系・LPICなどを目指して、キャリアアップを図ろう
合格のカギは「自分にもできそう」と思える仕組みを持つこと。
あなたもきっと、「受かる気がしない」から「合格できた」に変われます!